「ブレーメンの音楽隊」をドイツ語で読む 第1回 ~失業して殺されそうなので音楽家になることにした~

ロバ

今回からグリム童話『ブレーメンの音楽隊(Die Bremer Stadtmusikanten)』を読んでいきます。

第1回は、体力がなくなって飼い主からえさをもらえなくなったロバが、音楽家になるべくブレーメンに旅立つ場面です。

Die Bremer Stadtmusikanten

Es hatte ein Mann einen Esel, der schon lange Jahre die Säcke unverdrossen zur Mühle getragen hatte, dessen Kräfte aber nun zu Ende gingen, so daß er zur Arbeit immer untauglicher ward. Da dachte der Herr daran, ihn aus dem Futter zu schaffen, aber der Esel merkte, daß kein guter Wind wehte, lief fort und machte sich auf den Weg nach Bremen; dort, meinte er, könnte er ja Stadtmusikant werden.

ブレーメンの音楽隊

ある男がロバを飼っていました。このロバは何年も疲れ知らずに麦の袋を風車小屋まで運びましたが、力がなくなってきて、だんだん仕事に適さなくなってきました。それで主人はえさをやらないのが一番いいと考え始めました。しかし、ロバは風向きが悪いとわかって逃げ、ブレーメンへ行く道を出発しました。そこできっと町の音楽家になれるぞ、とロバは考えました。

via 「ブレーメンの音楽隊

冒頭の文は長いので分けて見ていきます。

Es hatte ein Mann einen Esel, 一頭のロバを飼っている男がいました。

der schon lange Jahre die Säcke unverdrossen zur Mühle getragen hatte, そのロバはもう何年もこつこつと袋を水車小屋(製粉所)に運んでいました。

dessen Kräfte aber nun zu Ende gingen, しかしロバの体力がなくなってきました。

so daß er zur Arbeit immer untauglicher ward. (どれほど体力がないかといえば)仕事の役に立たなくなるほど。

ロバは家畜として何年もコツコツと小麦を挽く水車小屋へ袋を運んでいましたが、だんだん体力がなくなってきて袋を運ぶ仕事ができなくなってきました。

Da dachte der Herr daran, ihn aus dem Futter zu schaffen, それで、ロバの主人はえさをやらないと考えました。

ihn aus dem Futter zu schaffen で、「ihn(ロバ)をえさから引き離しておく」、と読みました。

働けないロバにはえさをやらない、というわけです。

aber der Esel merkte, daß kein guter Wind wehte, しかし、ロバは良い風が吹いていないと気付きました、つまり「自分にとって逆風が吹いている」と察知しました。

「役に立たなくなったから殺す気だな」と察知したロバはブレーメンへ逃げます。

lief fort und machte sich auf den Weg nach Bremen; ロバはトンズラ(fortlaufen)してブレーメンへ向かう道を出発しました。

dort, meinte er, könnte er ja Stadtmusikant werden. ロバは「そこ(ブレーメン)で町の音楽家になるぞ」と考えました。

Viel Spaß - und bis bald!
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