初級ドイツ語の知識があれば読めるエッセイ集が『ドイツ語エッセイ Eine kleine Kafeepause』(日独対訳)です。
エントリーのタイトル「今日は『アイネク』を演奏しましょう」というのは本書のエッセイの冒頭文です。
“Heute spielen wir Eine Ku“, sagte mein japanischer Kollege.
著者のマーティン B.スタンツェライトさんは広島県在住のドイツ人チェロ奏者です(via Wikipedia)。
日本人の仕事仲間(第一バイオリン奏者)から「アイネクを演奏しよう」と言われて何のことか理解できなかったそうです。
日本の音楽家は何でも略して言うんですね。
アイネクとは何の略でしょうか?
ちなみに、メンデルスゾーンのバイオリン協奏曲(コンチェルト)は「メンコン」。ブラームスの交響曲第1番は「ブラ一(いち)」と略すそうです。
他にも、略称がいろいろあるようです(via クラシック音楽の曲名の俗称)。
青ダニ=美しく青きドナウ (ヨハン・シュトラウス2世)
巨人、マラ1、ジャイアンツ=交響曲第1番「巨人」(マーラー)
チャイ1=交響曲第1番 (チャイコフスキー)
虎刈り=トゥランガリーラ交響曲(メシアン)
ひげじょ=悲劇的序曲(ブラームス)
“Eine Ku“