赤ずきんちゃん(Rotkäppchen)をドイツ語で読む 第14回 ~女の勘は鋭い~

村の小屋

今回は、赤ずきんちゃんがおばあさんの家を訪れます。しかし、大好きなおばあさんの家に来たはずなのになぜか不安になります。

前回:赤ずきんちゃん(Rotkäppchen)をドイツ語で読む 第13回 ~狼がおばあさんを食べる~

Rotkäppchen aber, war nach den Blumen herumgelaufen, und als es so viel zusammen hatte, dass es keine mehr tragen konnte, fiel ihm die Großmutter wieder ein, und es machte sich auf den Weg zu ihr. Es wunderte sich, dass die Tür aufstand, und wie es in die Stube trat, so kam es ihm so seltsam darin vor, dass es dachte: Ei, du mein Gott, wie ängstlich wird mir’s heute zumut, und bin sonst so gerne bei der Großmutter!

ところが、赤頭巾は花を摘んで走り回っていました。たくさん集めてもう持てなくなるとおばあさんのことを思い出し、道を進みました。赤頭巾は家の戸が開いたままになっているのに驚き、部屋に入ると、とても変な気分になったので、「まあ、今日はとても不安な気持ちだわ。いつもだとおばあさんといるのがすきなのに。」と思いました。

via「赤ずきん

おばあさんが狼に食べらた一方で、赤ずきんちゃんはまだ花を摘んでいました(Rotkäppchen aber, war nach den Blumen herumgelaufen)。

花を持ちきれなくなった時点で「花がもっとほしい」という「欲望」がなくなり、おばあさんのことを思い出します。

“als es so viel zusammen hatte, dass es keine mehr tragen konnte”のdass以下で”viel”(たくさん)の内容を説明しています。

単に「たくさんの花」だけではどれだけの量かわからないので「赤ずきんちゃんがこれ以上持てなくなるほど」(es keine mehr tragen konnte)と言葉を補っています。

現代のドイツ語会話や作文でも定量的に説明することは大事なのかもしれません。

おばあさんの家に到着して、部屋にはいるとなぜか変な気分になります(so kam es ihm so seltsam darin vor)。

理由はわからないけど、何かおかしい……「女の勘は鋭い」です

Viel Spaß - und bis bald!
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