今回は、狼が赤ずきんちゃんを食べようと待ち伏せますが、おばあさんに魂胆を見抜かれてしまいます。
前回:赤ずきんちゃん(Rotkäppchen)をドイツ語で読む 第25回 ~狼が屋根で待ち伏せる~
Aber die Großmutter merkte, was er im Sinne hatte. Nun stand vor dem Haus ein großer Steintrog, Da sprach sie zu dem Kind: “Nimm den Eimer, Rotkäppchen, gestern hab ich Würste gekocht, da trag das Wasser, worin sie gekocht sind, in den Trog!”
しかし、おばあさんは狼の心の中を知っていました。それで子供に言いました。「赤頭巾、家の前に大きな石のこね鉢がある。手おけをとってきて。昨日ソーセージを作ったんだ。私がソーセージをゆでたお湯をこね鉢に運んでおいで。」
via「赤ずきん」
狼は赤ずきんちゃんがおばあさんの家を出たところで襲いかかろうと、屋根の上で待ち伏せますが、おばあさんは狼の魂胆を見抜きます( Aber die Großmutter merkte, was er im Sinne hatte.)。
(4格)+im Sinne habenで「…4を考えている;もくろむ」です。
家の前に大きな石のこね鉢があって、彼女は子供に言いました(Nun stand vor dem Haus ein großer Steintrog, Da sprach sie zu dem Kind)。
「手おけをとってきて。昨日ソーセージを作ったんだ。私がソーセージをゆでたお湯をこね鉢に運んでおいで。」(”Nimm den Eimer, Rotkäppchen, gestern hab ich Würste gekocht, da trag das Wasser, worin sie gekocht sind, in den Trog!”)。
おばあさんは、手おけでソーセージをゆでたお湯を大きな石のこね鉢に入れるよう、赤ずきんちゃんに指示しました。
石の鉢にソーセージのゆで汁を入れて、何をしようとしているのでしょうか。
昨日の料理に使ったゆで汁なので、温度は低くなって水のように冷たくなっていると思われます。
狼をやけどさせるには不十分です。